いってはいけない治療院:避けるべきポイントと見分け方
つい先日来院された患者さんからこんな話を聞きました。
腰と股関節が痛くなり近所の整骨院に行かれたそうです。
するといきなり問診もせずに受付の方にローラーベッド
(たぶんマッサージチェアのベッド版)に乗らされて
乗っている間振動とローラーの圧でよけいに痛かったそうです。
終わると先生と少し話しただけで終了だったそうです。
そんな話を聞いて私は唖然としました。そんな治療院があるのかと!
ちなみにその整骨院は他の患者さんはおらず入った際は先生と受付が談笑していたそうです。
そりゃそんな院にだれも行きたくないですよね!
健康を守るために治療院を利用することは重要ですが、すべての治療院が同じ基準で運営されているわけではありません。
今回は、信頼できる治療院を見極め、避けるべき治療院の特徴についてご紹介します。
1. 資格や認可が不明瞭な治療院
治療院を選ぶ際、まず確認すべきは施術者の資格と治療院の認可です。以下の点を確認しましょう。
– 国家資格の有無:鍼灸師、柔道整復師、理学療法士などの国家資格があるか。
– 所属団体の信頼性:施術者が所属する団体が信頼できるか。
– 治療院の認可:地方自治体や関連機関からの認可を受けているか。
2. 明確な料金体系がない
治療院の料金体系が曖昧であったり、事前に説明がない場合は注意が必要です。以下の点を確認しましょう。
料金表の提示:治療院内に料金表が掲示されているか。
事前の見積もり:治療内容に応じた料金の見積もりが事前に提供されるか。
追加料金の説明:追加料金が発生する場合、その説明が明確に行われているか。
3. 不自然な広告や過剰な効果を謳う
治療院が不自然な広告や過剰な効果を謳っている場合は、警戒が必要です。以下の点をチェックしましょう。
科学的根拠の有無:広告や説明に科学的な根拠があるか。
過度な効果の主張:治療効果を過度に強調していないか。
口コミの信頼性:口コミサイトやSNSでの評価が極端に高すぎないか。
4. 衛生管理が不十分
治療院の衛生管理が不十分な場合、感染症のリスクが高まります。以下の点を確認しましょう。
施設の清潔さ:施術室や待合室が清潔に保たれているか。
器具の消毒:施術に使用する器具が適切に消毒されているか。
施術者の衛生管理:施術者が手洗いや消毒を徹底しているか。
5. コミュニケーションが不足している
治療院では、患者とのコミュニケーションが重要です。以下の点をチェックしましょう。
初回カウンセリングの充実:初回のカウンセリングで患者の状態を詳しく聞いてくれるか。
説明の明確さ:治療内容や進行状況について明確に説明してくれるか。
質問への対応:患者の質問に対して真摯に対応してくれるか。
まとめ
信頼できる治療院を見つけるためには、上記のポイントを確認することが大切です。資格や認可の有無、明確な料金体系、不自然な広告、衛生管理、コミュニケーションなど、さまざまな観点から治療院を評価し、自分に最適な治療院を選びましょう。健康を守るために、慎重な選択が必要です。