日本では、生活習慣病やがんが主要な死亡原因となっています。特にがんは日本人の死因のトップであり、発症後の予後(治療後の経過や生存率)も部位によって大きく異なります。
この記事では、日本人の男女別死亡原因トップ5を紹介し、がんの部位別死亡率と予後(5年生存率)について詳しく解説します。
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1. 日本人の男女別死亡原因トップ5(最新データ)

厚生労働省の「人口動態統計」によると、日本人の死亡原因は以下のようになっています。
【男性の死亡原因トップ5】
- がん(悪性新生物)
- 心疾患(心筋梗塞など)
- 老衰
- 脳血管疾患(脳卒中など)
- 肺炎
【女性の死亡原因トップ5】
- がん(悪性新生物)
- 老衰
- 心疾患(心筋梗塞など)
- 脳血管疾患(脳卒中など)
- 肺炎
男女ともに「がん」が死因の1位を占めていますが、男性は「心疾患」「脳血管疾患」の割合が高く、女性は「老衰」による死亡が増加傾向にあります。
2. がんの部位別死亡率・予後(男女別)
がんの死亡率は部位によって異なり、治療後の予後(生存率)にも差があります。ここでは、男女別に死亡率の高いがんの部位と5年生存率を紹介します。
【男性のがん死亡率トップ5と予後】
順位 | がんの部位 | 死亡者数 | 5年生存率(ステージ別) |
---|---|---|---|
1位 | 肺がん | 約5万人 | ステージI:80% / ステージIV:5%以下 |
2位 | 大腸がん | 約3.5万人 | ステージI:90%以上 / ステージIV:15% |
3位 | 胃がん | 約2.5万人 | ステージI:90%以上 / ステージIV:5% |
4位 | 膵臓がん | 約2.3万人 | ステージI:20%以下 / ステージIV:5%以下 |
5位 | 肝がん | 約2万人 | ステージI:50~60% / ステージIV:5%以下 |
【女性のがん死亡率トップ5と予後】
順位 | がんの部位 | 死亡者数 | 5年生存率(ステージ別) |
---|---|---|---|
1位 | 大腸がん | 約2.5万人 | ステージI:90%以上 / ステージIV:15% |
2位 | 肺がん | 約2.3万人 | ステージI:80% / ステージIV:5%以下 |
3位 | 膵臓がん | 約2万人 | ステージI:20%以下 / ステージIV:5%以下 |
4位 | 乳がん | 約1.5万人 | ステージI:95%以上 / ステージIV:30%前後 |
5位 | 胃がん | 約1.5万人 | ステージI:90%以上 / ステージIV:5% |
ポイント
- 肺がん・膵臓がん・肝がんは進行が速く、予後が悪い
- 大腸がん・胃がん・乳がんは早期発見で生存率が高い
3. 各がんの特徴・予防策
① 肺がん(予後が悪いが、早期なら治療可能)
特徴
- 喫煙が最大のリスク要因(受動喫煙も含む)。
- 進行するまで症状が出にくい。
予防策
- 禁煙を徹底する(受動喫煙も避ける)。
- CT検診を定期的に受ける(特に喫煙歴のある人)。
② 大腸がん(予後が良いが、進行するとリスク大)
特徴
- 食生活(食物繊維不足・加工肉の摂取)が影響。
- 早期なら手術で治癒可能。
予防策
- 野菜・果物を多く摂取し、バランスの取れた食生活を心がける。
- 50歳以上は定期的な内視鏡検査を受ける。
③ 胃がん(予防が可能な数少ないがん)
特徴
- ヘリコバクター・ピロリ菌感染が主な原因。
- 塩分の多い食事もリスクを高める。
予防策
- ピロリ菌の検査・除菌治療を受ける。
- 塩分を控えた食事を意識する。
④ 膵臓がん(最も予後が悪いがんの一つ)
特徴
- 早期発見が非常に難しい。
- 糖尿病・慢性膵炎がリスク要因。
予防策
- 定期的な健康診断を受け、異常があればすぐに精密検査。
- 喫煙や飲酒を控え、適度な運動を心がける。
⑤ 乳がん(早期発見なら予後が良い)
特徴
- 30代後半~50代の女性に多い。
- 進行すると転移のリスクが高まる。
予防策
- 定期的な乳がん検診(マンモグラフィ・エコー)を受ける。
- 自己触診を習慣にする。

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4. まとめ

- 日本人の死亡原因トップは「がん」。
- 肺がん・膵臓がんは予後が非常に悪い。
- 大腸がん・胃がん・乳がんは早期発見できれば治療可能。
- 生活習慣の改善と定期検診ががん予防の鍵。
がんは早期発見と生活習慣の改善でリスクを減らせます。定期的な検診を受け、健康的な生活を心がけましょう。
↓厚生労働省のデータ↓