蚊に刺されやすい人には理由があった!最新研究でわかった「モテる体臭」の正体

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「なんで自分だけ刺されるの?」その疑問、科学が解決します

夏になると必ず話題にのぼるのが「蚊に刺されやすい人・刺されにくい人」の違い。

「血液型のせい」「甘い血だから」なんて話をよく耳にしますが、実はこれ、科学的には根拠がありません。近年の研究で、蚊が人を選ぶ本当の理由が明らかになってきました。カギを握るのは「体臭」です。

蚊は段階的にターゲットを絞り込んでいる

蚊がターゲットを見つけるプロセスは、実は非常に精巧です。

  1. 数十メートル先 → 呼気に含まれる二酸化炭素を感知
  2. 10メートル圏内 → 皮膚から漂う体臭を嗅ぎ分け開始
  3. 至近距離 → 体温・湿度をチェックして最終判断

つまり血液型でも肌の色でもなく、「呼吸」と「匂い」の2段階で獲物を選別しているのです。

決め手は皮膚の常在菌が作る「匂いの組み合わせ」

ここが本題です。フランスの研究チームが42人の女性を対象に行った実験では、蚊に好まれる匂いに含まれる化合物が特定されました。中でも注目されたのが「1-オクテン-3-オール」という成分。これは皮脂が分解される過程で生まれる、マッシュルームに似た香り成分です。

さらに米ロックフェラー大学の研究チームは、蚊に刺されやすい人の皮膚にはカルボン酸系の化合物が多く含まれていることを突き止めました。個人差が非常に大きく、蚊を強く引き寄せる人とそうでない人とでは、集まる蚊の数に数倍の差が出ることも実験で確認されています。

つまり、蚊にとっての「モテる匂い」は、私たちの皮膚に棲む常在菌と皮脂が作り出す、いわば個人限定の”香水”のようなものなのです。

妊娠中の女性が狙われやすいという報告も

研究では、妊娠中期の女性が蚊に好まれるグループに含まれていたという報告もあります。体温や代謝の変化が匂いの成分に影響している可能性が指摘されており、体質的な要因が関係していると考えられています。

今日からできる蚊対策のヒント

科学者たちの研究からは、いくつかの実践的なヒントも見えてきました。

  • 明るい色の服を選ぶ:蚊は暗い色に引き寄せられる傾向がある
  • 石鹸の香りを工夫する:ココナッツ系の香りは蚊を遠ざけやすいという報告あり
  • 自分に合う虫除けを探す:体臭には個人差があるため、複数の製品を試して自分に合うものを見つけるのが近道
  • 足の裏を清潔に保つ:ある研究で足の裏をアルコールなどで拭いて清潔にしておくと刺されにくくなるという結果も

まとめ:蚊に刺されやすいのは「体質」のせいだった

蚊に刺されやすいかどうかは、血液型でも運でもなく、皮膚の常在菌が作り出す匂いの化学的な組み合わせが大きく関わっています。今年の夏は、自分の体質を知った上で、服の色や虫除け選びを見直してみてはいかがでしょうか。


参考:Science Alert、米科学誌Cell掲載の研究など

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