【警鐘】子どもの体力が危ない!今の子供たち、運動能力が急激に低下してます。その理由とは?

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近年、子どもの体力・運動能力の低下が深刻な社会問題となっています。
特にコロナ禍以降、運動機会の減少や生活リズムの乱れが、子どもたちの心身の発達に大きな影響を及ぼしています。

本記事では、文部科学省やスポーツ庁のデータをもとに、現代の子どもたちが直面する体力低下の実態とその原因、そして私たちが今できる対策について詳しく解説します。

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◆ 最新調査から見る「子どもの体力の今」

スポーツ庁の調査(全国体力・運動能力、運動習慣等調査)によれば、小・中学生の体力合計点は令和元年度から3年連続で減少
特に「20mシャトルラン」「持久走」などの持久力を測る項目で大きく低下しています。

たとえば、中学生男子の1500m走の平均タイムは

  • 令和元年:400.0秒
  • 令和3年:407.2秒

このように、わずか数年で持久力の低下がはっきりと表れています。

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◆ なぜ体力が落ちている?その6つの理由

① 運動機会の激減

コロナの影響で、体育・部活動・地域スポーツが中止。日常的な運動習慣が奪われ、体力はみるみる低下しました。

② スクリーンタイムの増加

スマホ・ゲーム・動画に多くの時間を費やすことで、座りっぱなしの生活が習慣化。身体活動の絶対量が大きく減少しています。

③ 外遊びができない時代に

近年、幼児期から外遊びの時間が激減しています。
理由は、

  • 共働きで親と外遊びの時間が取れない
  • 防犯・安全面への不安
  • 公園から遊具が撤去されている

こうした背景により、ブランコやジャングルジムで体を動かす機会がなくなり、自然と体力がつかない子どもが増えているのです。

④ 「フライボールが怖い」子どもが急増中

少年野球の現場では、「フライ(空中を飛ぶボール)を怖がって取れない子」が急増しているという報告も。
これは、ボール遊びやキャッチボールといった基礎的な運動経験の欠如が原因です。視覚・空間認識・反射神経など、総合的な運動能力の発達が遅れています。

⑤ 子どもの肥満が過去最大

運動不足と食生活の乱れにより、小学生男子の肥満率は13.1%で過去最大。肥満は体力低下に直結し、将来的な生活習慣病リスクも懸念されます。

⑥ 生活習慣の乱れ

夜ふかし・朝食抜き・睡眠不足といった乱れた生活リズムも、子どもの心身の発育を大きく妨げています。


◆ 今こそ求められる「体力復活計画」

子どもたちの体力を取り戻すには、家庭・学校・地域が一丸となった取り組みが不可欠です。

▶ 運動習慣の定着を

体育の時間だけでなく、家庭でのストレッチ・散歩・簡単な運動でもOK。
“日常的に体を動かす”習慣を作ることが第一歩です。

▶ 楽しさ重視の運動を提供

「楽しい」と感じることで、運動は継続できます。
友達とゲーム感覚で体を動かせる活動や、自分の成長が実感できるスポーツ体験を増やしましょう。

▶ 生活リズムの見直し

規則正しい生活が、体力の土台を作ります。
「早寝・早起き・朝ごはん」という基本を、家族全体で意識することが大切です。


未来のために今、立ち上がるとき

子どもたちの体力・運動能力の低下は、放置すれば将来的な健康リスクや社会的課題へとつながっていきます。

だからこそ今、
・日常の中に運動を取り戻す
・外遊びの楽しさを再発見する
・子どもの「運動って楽しい!」を応援する

そんな意識が必要なのです。未来のために、大人ができることはたくさんあります。
一緒に、子どもたちの元気な笑顔を取り戻していきましょう!

令和6年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果:スポーツ庁


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